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低インシュリンダイエットの誤解
低インシュリンダイエットの元となったと思われる書籍に『シュガーバスター』がある。これはH・レイトン・スチュワート、モリソン・C・ベセア、サミュエル・S・アンドリュース、ルイス・A・バラートの4人が自費出版したものだ。
タイトルを直訳すると『砂糖退治』。古代人が砂糖を摂取していなかったことを理由に、砂糖の害について論じている。糖の摂取を少なくして、肥満の原因にもつながるインシュリンの過剰分泌を防ごうというものだ。
砂糖は血糖値の急上昇を招き、インシュリンの過剰分泌ですい臓に負担をかける。さらにグルカゴンの感受性を低下させるため、肥満にもつながる。
グルカゴンは『痩せるホルモン』と呼ばれている。というのも脂肪細胞内の脂肪を放出させる働きがある。放出された脂肪は、筋肉細胞により燃焼されるためだ。
日本語版『シュガーバスター』には『カロリー神話をぶっとばせ』というサブタイトルがついている。
内容は、日本の低インシュリンダイエットのように、『いくら食べても太らない』という理論とは大きく異なる。
この本の中では、低インシュリンダイエットに限らず、ダイエットには三大栄養素のバランスの重要性が叫ばれている。カロリー計算だけでは正しいダイエットを行うことはできないだろうという考えだ。
もちろん、カロリー計算を否定しているわけではない。欧米と日本の間で、ダイエットに対するそもそもの考え方の大きな違いかもしれない。
次は主な食品のGI値を見てみよう。
●砂糖は血糖値の急上昇を招く。 ●カロリー計算だけでは正しいダイエットを行うことはできないという考え